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八王子の森の恵み 手に優しい木製アウトドア食器


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アウトドア用の食器
簡便で丈夫で、手にも優しい素材がベスト
現地素材の木製食器の魅力を紹介させていただきます。

八王子の雑木林 
薪や炭から木製アートへ

先日紹介させていただいた、ユギムラ牧場の開拓キャンプ
森林管理を「楽しく」こなした上で、直火を焚いて盛り上がる。
夜通し焚き続ける守り火の燃料は、周辺で拾った枯れ枝。
放置された里山の整備で手に入る「照葉樹の灌木」も、伐り出して乾燥させれば火持ちの良い良質の薪となる。

さて、里山の雑木林の本来の主役は、クヌギやコナラなどの落葉広葉樹だ。昭和中期までなら「硬くて火持ちがいい良質の薪」「輪切りにすれば放射状の割れ目が美しい、茶道用の高級炭」として持てはやされただろう。だが昭和中期以降、家庭での熱源はガスや灯油、電気に役割を譲った。火力調整がむつかしい、何よりかさ張って重い薪や炭は敬遠されてしまった。かくてユギムラの森の木々も、燃料としての伐採期を逸したままで成長し続けている。

ユギムラ牧場,開拓キャンプ 

成長して年輪を重ねる広葉樹は、伐られてもカマドの中で燃えて消滅することなく、愛着にじむグッズへと生まれ変わっていく。

関西に生まれ八王子に根付く 
八王子の木を挽く田中さんの技術

ユギムラ牧場,ハチノワ,木製食器

ユギムラ牧場の敷地一角に設けられた工房。
ここを拠点として、八王子在住のアート集団・ハチノワが活動に勤しむ。
素材は言うまでもなくユギムラの森で成熟した林産資源である。

キャンプカトラリー,木製食器,アウトドア食器,田中拓哉 

田中拓哉さん

関西に生まれ美術大学を卒業したのち、現在はユギムラ近隣の村落に在住。背後に控える森を春夏秋冬の移ろいに合わせて管理しつつ、「ハチノワ」メンバーとして木工に勤しむ。
田中さんの木工は、ロクロ細工。素材を木工旋盤にかけて高速回転させ、カンナで外面を整え、内面を刳る。よく「日本の伝統工芸」などの記録映像に登場する場面を想像していただければいいだろう。

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田中さんの製品の持ち味は「生木のまま挽く」。
基本、木は伐り出してからある程度の期間「寝かせる」。
充分に乾燥させて樹液を吐き出させ、収縮化させて「狂い」を完全に放出させたところで、初めて精密な器材の素材となる。

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だが田中さんは、あえて「生木のまま」で挽く。当然、出来上がった製品は狂い、歪んでいく。そこに「名品の茶器」のような味わいが醸し出される。

そんな彼の制作物の白眉は「ランプシェード」だろう。

キャンプカトラリー,木製食器,ランプシェード 

林野に茂るコナラやサクラの材を素材とした電球の傘。
もともと電球の傘といえば、紙やプラスチックなど「ある程度」光を通す素材が好まれるだろう。だが木材といえば基本的に光を通さない素材だ。木材がランプシェードたりえるのだろうか。

キャンプカトラリー,木製食器,ランプシェード 

電球が点灯する。放たれた光は薄く挽かれた木材素材を通過する。
年ごとに刻まれる年輪、生物としての植物が水や栄養分を行き渡らせる器官。それらの組織が光のもとに浮き上がる。そして「生木を挽く」ことで生まれる割れ目に歪みが照らせ出され、幽玄の世界が醸し出されていく


写真提供:ユギムラ牧場

高級感と安定感 
手にも優しい木製食器

さて話変わって当ニュース記事の本題である「アウトドアグッズ」。

キャンプの食事の折に使われる食器は何がいいだろうか。
キャンプといえば年に数回のグループキャンプのみ、の方ならば紙皿、紙コップOnlyの人も多かろう。
だが紙皿は薄くて軽すぎる。ふとした風で舞い上がりかねない。そして大量生産品だから、大人数でのBBQでは取り違えも頻繁だ。
それなら金属製品はどうだろうか。金属製品だからもちろん頑丈、適度な重みがあり風にも強い。だが金属は熱伝導が良すぎる。アツアツの鍋料理など盛り付ければ食器もアツアツ、知らずにつかめば手に火傷をしかねない。シエラカップは「取っ手付き」だから持っても熱くないが、それでも出来立ての汁物を啜れば唇が熱い。
陶磁器持っても熱くないだけの熱伝導の緩やかさがある。見た目や雰囲気にも安定感がある。でも重くて壊れやすく、アウトドアには論外。

そんなわけで、アウトドアでの食器は「木製」がいいだろう。

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ユギムラの木から作りだされた木製の食器類。
先ほどのランプシェード同様、乾燥しきらない生木を挽く。木地が熟れるごとに生まれるゆがみが面白い造形となる。
手前の白い木目はコナラ。奥はサクラ材。
素木に蜜蝋を薄くすり込むことで、やわらかな光沢がにじむ。
あるいは鉄粉塗料をアレンジすることで、黒く染め上げた渋い色合いが生まれる。
紙やプラスチックのように安っぽくなく、ある程度は火に強く。

そして手に、口にも優しい。
それでいて頑丈な木製の食器。

底部には「ハチノワ」のロゴ。

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ユギムラの木を焚いた熾火でパンを焼く。
焼けたパンをユギムラの食器に載せる

そして、ユギムラの森を飛び交う蜜蜂が集めた蜜をトロリとあしらう。

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森の青
木の香り
芳醇な蜜の味

地産地消」を集約した魅力ではなかろうか。

 

写真:中里慎一郎、角田陽一
本文:角田陽一
協力:田中拓也

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