キャンプの基本はまずテント。
ランタンに焚き火台、はたまたテーブル。
どんなに見た目が良くて機能性がいいグッズを供えたとしても、今夜の宿が定まらないことには始まらない。
そんなテントの建て方を解説してみたい
設営前に 場所を見極めよう
だがその前に、
テントを立ち上げる前に必要なこと。
快適な場所を見極めることだ。
撮影地は河川敷の芝生。
土も草も柔らかい。
気候がいい時期ならば、その場でごろ寝するに限るだろう。
こんなベストポイントでも、小石や小枝の類はひとつふたつは転がっているもの。
そのままテントを設営して寝ころんだが最後、背中にゴツリと響いて安眠妨害このうえない。
設営地はしっかりチェックして、それら障害物の類はしっかり取り除くこと!
2本ポールの 基本的ドームテント
今回モデルとして使用するのは、icamp(アイキャンプ)のソロテント。
■製品ページはこちら
完成時のサイズは幅約215cm × 奥行約100cm × 高さ約110cm
収納時サイズ:約45cm × 約15cm× 約15cm
重量は1.6㎏程度で、軽量かつ運びやすい。
まず収納バッグを開けて中身一式を確認
テント本体となるフライシートに、ポール、ペグのそれぞれケース
左上の布は、天窓を覆う布だ。
まずフライシートを広げる。
フライシートの表面にはX状に「ポールを差し込む穴」が穿たれている。ここにポールを差し込み、弾力に任せて組み上げるのだ。
まず、折りたたまれたポールの部位をつなぎ合わせれば、長さ2mほどの2本のポールとして完成する
これを、広げたシートにX状に差し込む
ポールを差し込む際に注意すべきことは、必ず「押し込む」こと
押し込んだ後に浮気して「引っ張」れば、連結したはずのポールが差し込み穴の中でバラバラに分解してしまい、収拾がつかなくなるからだ。
無事に2本とも差しこめば、X字型になる。
さて、これからが本番。
ポールは、ちょうどシートの四隅の対角線上を通っている。
そしてシートの対角線そのものは、ポールより短い。
シートの四隅にある専用の穴にポールを差し込めば、より短いポールは曲がる、湾曲する。
その湾曲でもって、テント本体を立ち上げるのだ。
湾曲するポールが 構造の基本
まず、ポールの片側をシートの穴に差し込む
ここまではカンタン。
続いて、ポールを湾曲させ、もう一方の先端をもう一方のシートの穴に差し込む。
ソロでの作業ならば、けっこうコツがいる。一度に行わず、片側ずつ丁寧に嵌めるのが大事。
こうして、テントが立ち上がる。
あとは四隅をペグで地面にしっかり固定
さらにテント本体から延びるロープにペグをつないでさらに固定
これで基本は完成だ。
このモデルは、メインの入り口以外に小さな裏口付き。
夏季は両方を開けることで涼風が通る
メッシュで防虫もぬかりない。
もちろん、すべて閉めれば快適保温!
天窓部分も覆えば、大切な暖気が逃げ出さない
あとは中に本マットを敷き、寝袋を敷いて今夜の宿が出来上がる。
このモデルは、枕元に小物入れバッグ、四隅のひとつには電気コードの引き込み口つき
ユーザーの夜の楽しみにも配慮してくれるうれしい設計だ。
以上、ソロテントの建て方。
数人が楽に寝られるテントであっても、ドーム式ならば設営方法に変わりない。