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ユギムラ牧場のナイフ制作ワークショップ&街でも買えるおすすめモデル


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ユギムラ牧場 
奈良本さんのナイフワークショップ

東京都八王子市郊外・ユギムラ牧場
都市化に揉まれる高度経済成長期ながら関係者の努力により、里山の自然が生かされた…のは以前の記事でも紹介した通り。

以前の記事はこちら

いまでこそ畜産は行われていないものの、野菜生産と養蜂を営む農業法人やNPO法人などさまざまな団体の活動拠点として地域を支える。

奈良本洋二さん

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造形を営む青年集団「ハチノワ」の一員として木製カトラリーの制作に勤しむ傍ら、月に数度のタイミングで開催するワークショップで制作するのは「ナイフ」。

ここで、ナイフ製造の工程をひも解いてみよう。

ナイフの材料と言えば、言うまでもなく「鉄」。
だが「鉄」でさえあればすべての鉄がナイフの材料になるわけではない。
まず鉄の製法から解説してみたい。

鉄鉱石から鉄を作る 
鉄から鋼を作る

鉄は、酸素と非常に結合しやすい性質がある
そのため自然界に純粋な鉄は存在せず、ほぼ酸素と結びついた状態で存在する。
酸素と結びついた鉄が「酸化鉄」。平たく言えば「サビ」である。

自然界に存在する鉄と言えば、岩石中に含まれる鉄分が浸食で洗いだされて川底にたまる「砂鉄」か、鉄を含んだ鉱石である「鉄鉱石」。
これらも酸素に結びつき、もれなくサビている。

だから鉄を作り出すには、この鉄と酸素の縁を切らなければならない

往年の宮崎アニメ「もののけ姫」でもおなじみのように、鉄を作り出すには「砂鉄」を「炭火が燃え盛る炉」に投入し、大量の空気を供給し続ける。
近代の製鉄法では、「炭化させた石炭」であるコークスが燃え盛る溶鉱炉に鉄鉱石と石灰石を投入し、熱風を吹き込む。高熱で鉄鉱石は融け、鉄とノロ(鉱石のクズ)とに分離する。そして鉄に結びついた酸素はコークス、つまり炭素と出会って燃焼することで二酸化炭素へと昇華され、残された鉄はめでたく酸素と縁が切れる

だが酸素と縁が切れた鉄は呑気な独り身、というわけではない。酸素を奪い取った炭素に、そのまま居つかれてしまう。こうして炭素とくっついた新鮮な鉄を「銑鉄」、和語ではズクと呼ぶ。銑鉄に含まれる炭素の量は全体の4パーセントほど。
だが炭素と結びついた鉄・銑鉄には、「もろい」という決定的な欠陥がある。
ハンマーで打ったり、あるいは無理に曲げようとすれば割れるほど。これでは刃物にも鍋釜の材料にも使えない。
この欠点を克服するには、炭素をある程度抜いてやらなければならない。

新鮮な銑鉄を熱いままで「転炉」と呼ばれる炉に移し、大量の酸素を吹き付ける。銑鉄内の炭素は酸素と結合して燃え上がることで取り除かれ、銑鉄は「鋼」へと生まれ変わる。

鋼、和語では「はがね」。文字通り、刃物を作るための金属
鉈も日本刀も包丁も、そして奈良本さんのナイフも「鋼」が主原料だ

「鋼」は熱で性質が変わる 
ナイフを作りつつ鉄を学ぶワークショップ

鉄鉱石から「はがね」を作り出す作業は以上の通り。
奈良本さんのワークショップでは、「はがね」からナイフを作り出していく。
さて鋼からナイフの原料に手ごろな適度な大きさの鋼を手に入れるにはどうすればいいのか。金属メーカーに直接交渉しなければならないのだろうか

答えは「ホームセンターでヤスリを買う

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金属を削る際に用いる「金工用のヤスリ」は、全体が良質な鋼製。
大きさからみても、ナイフの素材としてもってこい。

ナイフを作るには、まず形のデザイン。
まずヤスリを「ナイフ形」にグラインダーで削り出し、ナイフ形に「刃」を付ける。

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写真提供:奈良本洋二

だが素材のヤスリは前述のように「鋼」。強靭な鋼鉄ゆえそのままではとても切削などできない。なので削り出す前に「焼きなまし」という作業を施す。
鋼をバーナーなどで真っ赤になるまで焼き、灰の中、あるいは空気中でゆっくりと冷ましていく。この操作で鋼の組織が均一化され、加工しやすく柔らかい状態になる。結果、「元ヤスリをヤスリで削れる」状態になるのだ。

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写真提供:奈良本洋二

思うままのデザインに削り上げ、柄の木部を装着するための孔をあける。

続いて、一連のナイフ製造過程におけるクライマックス「焼き入れ」。
ナイフ形に削った柔らかい鋼材を、バーナーで真っ赤になるまで熱する。

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写真提供:奈良本洋二

真っ赤な鋼材を水にサッと浸し、一瞬で冷却。
この操作で鋼材組織はからみ合い、元の硬度を取り戻していく。

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写真提供:奈良本洋二

だが付加価値?として「脆くなる」という欠点が付いてくるのが難点。
ここで「焼き戻し」という作業を施す。
焼き入れして冷ました鋼材を「1時間以内」のタイムリミットの間に、「150200度に熱した油」に20分ほど漬けてから常温で冷ます。
熱い油に漬けて冷ます」の作業を23回繰り返す。

こうして鋼材は「粘り」を取り戻し、ナイフの鋼材として完成される
あとは適度に研ぎを施し、天然木の柄を装着して完成される。

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以前の記事で紹介させていただいた「ローストダチョウ」
ローストダチョウの記事はこちら

焼きあがった肉塊にナイフを入れればサクリと食い込み、美しい肉の筋が現れる。

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ヤスリ、という身近な素材から熱による鋼材の変性を学べ、ナイフまでも作れる奈良本さんのナイフワークショップ。

ワークショップの詳細はこちら

2022年初頭の予定は、1/23(日)、2/26(土)、2/27(日)の10−18時。
他の日程でも2人以上であれば奈良本さんに相談の上、開催できる可能性あり。
(主催者連絡先 スマホ:08067317977 メール:anagraphpool@gmail.com) 

開催は月2度の割合。参加者は一回に付き6名様まで。
女性の参加者も多いのでおすすめ。

ショップやネットで買える 
アウトドアナイフおすすめ

さて、アウトドアでの必需品であるナイフ。
夜のディナーの素材を刻み、タープを支えるパラコードを適度な長さにカットする。
あるいは自然の素材で工作に勤しむ。
アウトドアナイフで大切なことは、「使いやすい」大きさであること。
刃渡り10㎝程が望ましい。ボウイナイフなど必要以上に大型のナイフは周囲に威圧感を与えるばかりか、手に余って作業するにも危険。

アウトドアショップやネットショップで気軽に手に入るナイフのうち、おすすめのモデルはこちら。

オピネル

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フランスのメーカーが提供する折り畳み式ナイフ。
柄は手に馴染みやすい天然のブナ材。
刃は炭素鋼で、研ぎやすく切れ味にも優れる。
サイズはいくつかあるが、刃渡り9㎝のものが一番使いやすい。

モーラナイフ コンパニオン スパーク13567

刃渡り約10㎝の、シース(鞘)付きのナイフ。柄はゴムコーティングなので握りやすく、滑りにくい。なお以前の記事でも紹介した「現代式火打石」であるところの「ファイアスターター」も装着されているので、これ一本でのサバイバルも可能?

ファイヤースターターの記事はこちら

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出典:Amazon.co.jp

ブッシュクラフト(Bush Craft)モダンスカンジ・アロカス

ブッシュクラフト入門者にも使いやすいモデル。錆に強いステンレススチールの刃は、バトニングも難なくこなせる強靭さ。

▲商品詳細

オルファ(OLFA)替刃式ブッシュクラフトナイフ OW-BK1

研ぐ手間のない、替え刃式のブッシュクラフトナイフ。
「使用後のガスカートリッジ穴開け用」の刃の形状は、「バーナー必需」の現代キャンプに即したモデル!

▲商品詳細

 

ナイフ使用の鉄則は「安全」。
その誓いを護って、安全にサイトで活躍させよう。

撮影:中里慎一郎、奈良本洋二
本文:角田陽一
協力:奈良本洋二

商品コード: 4573350729892
1,980  (税込)
ブッシュクラフトやキャンプで活躍する入門向けナイフ。 ブッシュクラフトやキャンプで活躍する入門向けナイフです。 ブッシュクラフト用として十分に使用できる要素を詰め込みつつも、これからブッシュクラフトを始めてみたい方が手に取りやすいナイフに仕上げてあります。 製品名のModern...
商品コード: 4901165301543
1,430  (税込)
多用途に活躍、替刃式ナイフ。 多用途に活躍する替刃式のブッシュクラフトナイフ。 特製のステンレス1.2mm厚刃を装着。 携帯するにも邪魔にならないサイズで水洗いも可能。 【ステンレスボディに焼付塗装仕上げ】 ハードな使用で塗装がはがれても、ステンレスの素地の為錆びにくい。...

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